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理事長のあいさつ

私どもの教会は、本年(2012年)10月31日で創立満108年を迎えす。

日本におけるホーリネス派と呼ばれる諸教会の源流的教会で、英国の宗教改革者ジョン・ウェスレーの信仰的伝統を受け継ぐ教会で、世に知られるメソジスト教会と同一の流れに立っています。また創立以来今日に至るまでの一世紀の間、当地新宿大久保の地に深く根ざし、地元住民からも深く親しまれて来ました。

今から14年前に今日の新会堂が完成し、日本のキリスト教会最大規模の1300名の座席を有するインマヌエル礼拝堂をはじめ、光と水と緑に囲まれたオアシス空間に恵まれています。

ちなみにジョン・ウェスレーと彼の弟のチャールスは数多くの讃美歌を生み出した、言わば18世紀における疲弊した英国国教会並びに欧米教会に、後の福音讃美歌と呼ばれる霊感豊かな生命溢れる教会音楽をもたらした創始者とさえ言われています。

そこで私どもの音楽院は、かかる良き伝統を受け継ぎながら、この聖なるオアシス空間に皆様方をお迎えし、少しでも皆様の音楽の学びにお役に立てるならば、こんな大きな喜びはありません。どうぞ各講師方との親しい交流を深めながら、大いに楽しく有意義な学びのひと時をお持ちになられるよう期待し、心から御挨拶いたします。

チャプレンのあいさつ

「世界の器を育てる教師」

見えない、聞こえない、話せない。この三重苦を持ったヘレン・ケラーは、アメリカ合衆国の国民のみならず、世界中から尊敬された優れた器の一人です。彼女の素晴らしい笑顔と指を用いての講演は、どれほど多くの人々に希望を与え、感動をもたらしたことでしょう。彼女の伝記を幼い時に読み、「奇跡の人」と題された映画を見た時の感銘は今も鮮やかに心に留まっています。誰が彼女を世界の器にしたのでしょうか。幼いヘレンを教えたアニー・サリバン先生でした。ヘレンの可能性を引出し、将来の姿をしっかり描いて、愛をこめて忍耐強く育てていった家庭教師でした。ヘレン・ケラーは後に、もし目が見える日が三日与えられたら、まずサリバン先生に感謝を申し上げたいと語りました。

音楽は心の表現です。単なる音楽的技術を高める教師は世に多くいます。しかし、豊かな心を育て、その豊かさを音楽を通して表現する器にしていく教師はそう多くはいません。隠されている可能性を引出し、愛をもって磨き、希望と感動をもたらす器にして世界に送り出す教師たち、アガペー音楽院はそのような教師たちを備えています。

学院長のあいさつ

淀橋教会に音楽院が生まれたのは2006年の6月のことでしたが、以来6年の歳月を経て新しい講師の方々も加わり、レッスンの制度も徐々に改善されて参りました。

さらに10月からは音楽院が使える教会内の施設も増え、より快適なレッスン環境が整えられることになります。

音楽院AMIでは、これを機会にホームページを一新して、より分かりやすいものに致しました。どうかご一覧の上、質問,ご感想などを遠慮なしに発信していただけたら幸いです。

“教会が運営する音楽院”という、皆様の特別なご期待に応えるものとするために、今後も一層の努力を重ねて参りますので宜しくご支援下さい。